知らん男とダブルデートすることになった話

なんでこんな目にばかり遭うの……???

もしかして、これが私のモテ期……?

 

今日は友達と遊びに行きました。サークルが同じでバンド組んでた可愛い子です。本当に可愛い。顔は佐倉綾音に似てるし乳もデカい。でも男好きでビッチみたいな子です。あやねるちゃんもそうなのかな。。うぅ…。

スキンシップも激しくて彼氏がいないときは「ろくろくのこと彼氏と思っちゃおうかな♡」とか言って抱きついてくる感じなんですけど、こういう女ってわがままで性欲が強くて怖いんですよね…実際自分でも「性欲が強いから体の相性いい人じゃないと無理ー」とか言ってて…はぁ、怖いしキショい……非処女ですら嫌いなのにビッチなんて無理だょ…という感じの子です。

でも、根は優しい子で音楽の趣味もまぁまぁ合うのでたまに会っておしゃべりする関係。

 

とあるお店で私はそのデカ乳女と天ぷらとそばを食ってた。美味かった。

デカ乳女は最近男と別れたらしく、婚活しようかなと言っていた。私は数年前この子の婚活に付き合わされて散々な目に遭ったので(好きな男が経営する店に通うために頻繁に私を連れ回してた)「はぁ、頑張ってね…」という感じだった。「ろくろくもそろそろ結婚したら?」という異性愛の強要をされたのでオタク特有の早口で反論しました。

その後、隣の席に座ってきた男性二人組をデカ乳女が凝視。私も見てみるとそいつは………そう、数年前私を散々連れ回して会いに行ってたデカ乳女のかつて好きだった男!!!

確かにこの辺で店をやっていた…細身の塩顔イケメンギタリストくん。

私は絶望的な気持ちになった。デカ乳女はクソの女、友達より男を取る女……きっとこのまま婚活開始するぞ…と身構えていたらその通りで、デカ乳女はすぐさま塩顔イケメンくんに話しかけに行った。

ハーーーーァァァァァァァァ(私のクソデカ溜息)

まぁ別にすごく仲良い友達でもないし、たまに会ってもお互い暇つぶし程度にしか思ってない関係なんでいいんですけど…似たようなことやって他の友達からもキレられたとか言ってたくせに反省してないんだな…まぁ私は優しいので婚活、応援してやるよ…。そう思ってとりあえず話してる二人を置いて私はそばを食べ続けた。

 

そしたら塩顔イケメンの連れが私に話しかけてきた。

「よくわからんけど暇だしこっちもこっちで喋っとこか(笑)」

「え、あ、はい……?」

私と身長同じくらいのフツメンメガネくん。クソめんどくさい。話しかけんな。そう言いたかったけど私に気を遣ってくれてるんだろうな…話しかけてくれたのでとりあえず話してると、割とオタクだということがわかった。

プロメアをゴリ押しされた。私も持てるだけのオタク知識で応対し、キルラキルグレンラガンも観てみたいんですよねーみたいな話をするとすげー食いついてきた。さらにひぐらしけいおんという懐かしいアニメの話やゲームの話でも盛り上がって結果LINEまで交換した。したくなかったが。

見てたアニメもそこそこ被ってたからついていけてたけど苦痛でしかなかった。でもデカ乳女からは楽しそうに見えたんだろうね。「よかったらこのままカフェ行きません?」と塩顔イケメンとオタクメガネ、そして私をとあるカフェに誘ってきた。いやいやいや勘弁してくれよ。でも無理!とか言える状況ではない。みんな乗り気だし。しかもそのまま会計まで男が払ってくれてますます無理!と言えない感じになってた。無理!!!!!!!

 

しかもあろうことかそのカフェには徒歩30分もかけて行くことになった。私はその日珍しくヒールのブーツを履いていた。ヒールなんて滅多に履かないのに。誕生日に貰ったんだけど履かないままシーズン終わりそうだったから最後に履いとくかwくらいの気持ちで履いてきちゃったせいで信じられないほど足が痛い。たすけて…。

 

歩いてようやくカフェに着いた。私はアッサムティーを頼んだ。佐伯沙弥香のことを考えるとコーヒーかな…と思ったのですが、やっぱりコーヒー苦くて飲めないんで…。ちなみにここも男が出した。ヤバいよ、これ完全にダブルデート風になってるじゃん…。

そして当たり前のように私とオタクメガネ、デカ乳クソ女と塩顔イケメンが向き合うように座った。もう話すことなんてないよ…。それから一方的にオタクメガネがなんか話してた。「職場に出会いがなくて、塩顔イケメンと一緒に婚活とかしようかなって話してたからちょうどよかった」みたいなこと言われて何がちょうどいいの…?とゾッとしたし親が不動産経営してて自分が継ぐことになってる話とかしてきた。だからなに…?

てか絶対塩顔イケメンと女遊びしてる感じじゃん…だいたいデカ乳クソ女、お前も数年前塩顔イケメンとヤるだけヤって結局付き合えなかったじゃん…諦めろよ…。

私はぼーっと話を聞いて適度に相槌を打っていた。頭の中では「ろくろぐ」を書いていた。導入はこんな感じにして…ツッコミは鋭く…とか少しでも前向きに今の状況を考えるしかなかった…。

 

オタクメガネは久しぶりに街にきたからおしゃれしてきたとか言ってたけどパーカーの中にパーカー着てて櫻井翔のダブルパーカーじゃん…って半笑いしちゃったし中学生みたいなデザインの服着てて悲しくなった。なんでこんなのが塩顔イケメンと仲良いのかなと思ったけど塩顔イケメンもそこそこオタクだったし、一緒にバンドしてたらしい。ふーん。

「ろくろくさんみたいに気が合う女性、なかなかいないから楽しいなぁ」

「そう………………」

私はつらかった。

「ろくろくさんはどういうジャンルのアニメや漫画が好きなの?」

「え……バトル系、かな……(女と女の感情物語…)」

「俺映画好きなんだけど観たいのとかない?今度いこーよ」

「とくにないですね………(プリンセスプリンシパル……)」

「俺ドラムなんだけどよかったらバンドとか組まない?」

「すみません、ギター壊れたので……(壊れてない)」

こんな感じの受け答えをしていた。

そのままぼーっと話を聞いてたら店にデカいブスの女が入ってきた。前回の記事で紹介したドサイドンちゃんにそっくりだった。こういう女、結構色んなところにいるもんだな…とまじまじと見てしまった。ドサイドン2って感じ。

すると突然、カフェを出ることになった。慌てたようにオタクメガネが移動しようと言ったのだ。流れで帰れるかもしれない!私は期待を胸に店から出ると、オタクメガネはなんと「元カノがいた……」と言った。

そう、ドサイドン2だったのだ。

私はすかさず「なんていう偶然。運命なのでは?ドサイドン2とよりを戻すべきでは?」といったことを早口で捲し立てた。どうやら自分から振って未練はないらしい。あ、そう。

 

そして私は同時にあることに気づいた。オタクメガネは恐らく私を狙ってるっぽいけれど、オタクメガネはドサイドンみたいな女と付き合う男なんだ…ということは、私もドサイドンとほぼ同レベルだと思われてるのでは…?ということに…。

前回の記事で私はドサイドンちゃんのことを心のどこかで見下していた…私も自分のことはブスの女オタという自覚を持って生きているがさすがにドサイドンほどではないだろう…せいぜいゴルバットくらいだ…。

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そう思っていたが、実際はドサイドンと同レベルだったんだ………私はこのことに気付いてから一気に鬱になった。

 

その後、TSUTAYAに行って漫画やゲームを見ることになった。早く帰りたい。

「おしりたんていの続編はおしりダンディっていうんだってね」

きっとこの先10年くらいはこれを上回るどうでもいい情報は無いだろうな…ということを教えてもらった。作り笑いも疲れてきた。

それぞれ好きなものを見ようとなって一時自由行動になった。私とオタクメガネはゲームのフロアに、デカ乳クソ女と塩顔イケメンは多分漫画フロアに行っていた。

この時、Twitterで助けを求めるツイートをするのと同時に「撒いていいかな?」と考え始めた。もうこのまま勝手に帰っていいかな…。

 

思いついて、デカ乳クソ女にLINEをした。つらいことを打ち明け二人で合流して、帰ることにしよう!

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なんかこうしてみると本当に可哀想だね。

その後すぐ電話くれて、合流して謝られた。というかトイレ行くとか言ってさっさと抜けて助けてLINEしとけばよかったんだ。私は何を真面目に相手にしてたんだろう。

デカ乳女にはやっぱり私が楽しそうに見えてたらしい。デカ乳女は話してて塩顔イケメンが女遊びしてるのがわかったからカフェの時くらいに帰りたかったけど私が楽しそうだったし、いい出会いかもしれないから帰ろうと言いにくかったとか。。私のことをよく知らん友達は私の楽しそうな演技の上手さに気づかないんよね…。

 

そうしてすぐに男達とは解散して、二人でパンケーキ食って、ささっと帰った。デカ乳女に奢ってもらったし、私は軽く説教しといた。

今後の付き合いを考えたけどまぁそもそも滅多に会う子じゃないからもうどうでもいいや…。そもそも出かけたらすぐ知り合いに出会う街の狭さも良くないね。

 

無駄に疲れたので今日は早く寝ます。

 

 

P.S.

オタクメガネからこんなLINEがきてたんだけど、本当はこう返したい。

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とりあえず無視します。