合コン的なのに参加したらいきなり告白された話

私もいい歳なのでこういう話(ネタ)がいっぱい入ってくるんですよ。

ちゃんとした(?)合コンってわけではないんだけど、婚活をしている友達が街コンみたいなので仲良くなった人達でご飯行くことになったそうで、その人数合わせで呼ばれました。

 

もともと男女4人ずつだったけど男性側の友達が参加したいとの希望があり、誰か友達できてくれる人いたら呼んでほしいとなって私に声がかかった。

私はさすがにそんなアウェー空間に行く勇気もないし、出会いも求めてないし、前の記事でも語ったように濃厚接触者になっていたから念のためしばらく会うのはやめたほうがいいとお断りしたんだけど、友達は「仲良くなったと言ってもまだ打ち解けてないし人見知りだから不安。でもその中に気になる人がいるから参加はしたいのに勇気が出ないからきてほしい。今度飯奢る」ということだったので行くことに決めました…。ネタにもなりそうだったし。

行く前からブログの書き出しはどうしようかな?とかワクワクして下書き書いてた。フフ。

 

†それが地獄の幕開けだった†

 

その会はカフェで開催され、席は適当に座った。私の向かいには例の参加希望してきたという男性が座ってた。

幼い感じの顔していて身長が私より5cm低かった。子どもかな?

背は低いけど筋肉はあって(筋トレしてるらしい)腕はムキムキなのがアンバランスでおかしかった。顔含めてポケモンワンリキーみたいだからワンリキーって呼んでいい?

女性陣は私の友達含めみんな可愛くていい子。一人グイグイ行くクソデカ声の肉食系みたいなのいたけど…。

私は隣の隣に座ってた女の子の顔が好きでした(強いて言うなら豊田萌絵を少しブサイクにした感じの雰囲気)

 

それぞれ適当に自己紹介をしていったんだけど私は自己紹介がかなり苦手だった。

「ろくろくといいます。今回初めましての方が多いのかな?(それはそう)急遽参加することになって右も左も分かりませんが(は?)よろしくお願いします」みたいなことオドオドしながら言ってしまった。恥ずかしい。

みんなも当たり障りない自己紹介をしていた。出会いを探してる理由?とか好きなタイプみたいなのも話してて「◯年以内には結婚したい!」とか「趣味を共有できる人が好きです」とか言っている中私は「正直人数合わせで参加になっただけ」ってことは言ったんだけど、全くそんな気もない態度は失礼かなと思って「良いなって思える人に出会えたら嬉しいです」みたいなことを言っておいた。クソ恥ずかしかった。

 

食事のメニューは各自自由に選んでて、私はオムライスを頼んだ。ふわっふわでめちゃ美味かった。

私は初対面の人と話すのは苦手なので黙々と食べてた。友達も話を振ってくれたりしてたし最初はみんなの話の輪に入ってたけどだんだん別にこの人達に興味ないしな…ってどうでも良くなってきてずっと無言でオムライス食いながら他の人達の会話に耳を傾けてた。

こういう場の会話を聞いていると誰が誰を狙っているかっていうのがなんとなくわかるよね。その人にだけやたら話を振ったり共感しまくってるのを見てたらわかっちゃう。

まぁ、†関係性†のオタクとして当然の能力<チカラ>かな…。

 

黙々と食べていたら向かいのワンリキーが話しかけてきた。

グイグイ話しかけてきて多分一通りの個人情報は聞き出されたと思う。住んでる地域や働いてる会社、家族構成、出身校とか部活やサークル、好きなゲームや漫画の話まで。

軽音サークルでギターをやってたらしく、そこで話が盛り上がったけどあんま好きなバンドとかは合わなさそうだった。

でも私が今月行こうとしてたライブに行こうとしてたらしくてびっくりした。

とあるレーベルに所属するバンドのツアーで、私が全く聴いたことがないバンドと私が大好きなバンドが対バンで出るんだけどその全く聴いたことない方のバンドのファンらしい。

その話したら一緒に行こう!となってしまった。

すごく嫌だった。

「ライブとかバンドの話ができる彼女作るのが夢だったんだぁ」

は???と言いたいのを堪えて

「なかなか周りに好きな音楽の話できる人っていないもんね」と聞き流した。

 

相手は過去の恋愛の話まで語ってきたけど、直近の元カノが4歳上くらいで子どもがほしすぎて結婚もしてないのに子ども作らせろって迫ってきて怖くてトラウマになったから年上とは二度と付き合わないとか言ってた。

これすげー美人の年上お姉さんだったら最高のシチュエーションじゃない?エロゲかエロ漫画にありそうとか考えながら聞き流した。

 

受け答えしながら時折友達の様子を見ていたけど、例の狙っている男性と盛り上がっていたし元バドミントン部ってところで意気投合してるみたいだった。

昔所属してた部活やサークルとかで話盛り上がるのが定番なのか?

 

合コンとかこういう会に参加したことないから本来だったらゲームとかやりそうな気もするけど何もなく、ご飯食べて各々が会話する会って感じでだらだら続いてた。

たまに話振られたけど途中参加だから他の人達に比べたら打ち解けられてないし、気を遣って声かけられるのもしんどくなってきて途中離席してトイレでスマホいじって時間潰してた。ろくろく、そういうところだぞ。

 

途中で急にバドミントンやりにいこうって話になった。私の友達と友達が狙ってる男性がバドミントン部で盛り上がってるうちに他の人も巻き込んでバドミントンしたいねみたいな話になったみたいだった。

え、いや今から???

私は早く帰って「マリア様がみてる」を観なきゃだから、そういうの無理。

 

そういうことで一旦みんなでお店を出た後、私は一人で帰ることにした。協調性、ゼロ!w

そしたら向かいのワンリキー男もバドミントンには行かずに帰ることにしたらしく、そいつと途中まで帰ることになった。嫌な予感がする。

 

「ちょっと時間ある?お茶しない?」

こういう時なんて断ればいいの??マジで誰か教えてほしい。私は断れない…。だって時間ないことないし、これから用事あるとかバレバレの嘘をつけない。

「この後この辺に住んでる友達の家に行こうと思っていて、それまでだったら…」

結局中途半端な嘘をついた。

「そしたらせっかくだしそれまでお茶しよ!」

「……」

 

地元の人ならみんなが行ってるショッピングモールに行くことになった。

そこのTSUTAYAのカフェで私は紅茶を頼んで、ワンリキーはコーヒーを頼んでしばらく話をした。

今度は将来住みたい場所、何歳までに結婚したいか、結婚相手に求める条件など、初対面の相手に聞くことか?ということを聞いてきた。クソめんどくさかった。

私はほとんど自分から話していないのに相手がどんどん質問攻めしてくる感じ。どういう生き方したらこうなれるんだろう。

 

適当に話をした後TSUTAYAで本を見て回ることになり、漫画のコーナーを眺めてたら「これアニメでみた!」とかのかりを指していた。

 

かのかりを観てる男にろくな男がいるはずがない。

 

こいつも和也みたいなキモい男に違いない。既に結構キモいし。警戒心が高まった。

でも「私もアニメ観たよ。あの悠木碧ちゃんがやってた元カノの子、名前なんだっけ?あの元カノやばいよね」みたいなオタク丸出しの返しをしてしまった。別にもう今後会うこともない人に隠す必要ないので…。

「好きな漫画も一緒なんて気が合うね!」

「……」

 

「ここの観覧車って乗ったことある?」

そのショッピングモールには屋上に観覧車がある。私は大学生の頃友達と乗って以来乗ってなかったし、そもそも乗ろうとか考えることもなかった。

この質問が来た時点で嫌な予感がした。

「昔あるけど、あんま景色良くないし大して楽しくもなかったよ」

予防線を張ったつもりだった。

「そうなんだ。俺乗ったことないんだよね。乗る?」

何でそうなる?高所恐怖症だし暑そうだし二人きりとか嫌すぎる。

「いや、乗らない」

「500円だって!」

「へえ。前もっと高かったのに安くなってるね」

「乗ろうよ!!」

「え、いや……うん…」

どうしたらちゃんと断れる人になれる????友達とか親しい人はちゃんと断れるんだよ。でもなぜか初対面の人とか仲良くない人ほど言えなくて断れない。なんでなんだ。

 

そうして観覧車に二人で乗ることになった。

下見ると怖くて泣きそうだし「高校生とかだったら揺らして遊びそうだよね」とか言って揺らし始めるし、泣きそうだった。

私は何をしているんだろう。帰りたい。助けて。

地上を歩く知らない人たちに向かって助けて…って念じていた。

 

ワンリキーが急に私の顔をじっと見てきた。嫌な予感がする。

「ろくろく(いつの間にか呼び捨て)は俺より身長も高いし趣味も合うし俺の理想の彼女って感じ!」

「えぇ…(困惑)」

私は別にチビの男好きじゃないし趣味も合ってないが。

「話も合うし今日来てよかったなって思った。お茶にも付き合ってくれてありがとう」

「いえ…」

「それで、もし俺がこれから付き合おうって言ったらどうする?」

「え………」

「というか言うんだけどね。俺と付き合ってください」

 

!?!!?!?!?!!?!?!!!!?????????????????????????????????????????????????

 

 

???????????????????

 

 

 

???????

 

 

………???????wwwww

 

 

「いや、それはないです」

 

このスピード感、何?

合コンとか婚活みたいな出会いのための場で知り合った人ってお互いそういう気があるってことだから展開早いとかそんな感じ?婚活してる人でも引くスピード感じゃない??キッショ。

 

その後、地上まで地獄のような時間を観覧車で過ごした。

降りる前に「これからお互いのこと知っていって、それから考えてほしい」と言われたので

「あーうん…」と返した。

今思うと思わせぶりな感じで良くなかったか?

まぁでももう二度と会わないしな。

 

そして私は友達の家に行くという嘘の理由を使って解散…するつもりだったのに。

「送って行くよ!」

「え……」

送るって何?友達の家(嘘)なんだけど。

「友達の家どこ?どの辺り?」

友達の家まで開示しなきゃいけないの?怖いよ。

そうして私は架空の友達の家を案内し、途中のバス停まで友達に迎えに来てもらうという設定まで作って撒くことにした。

「友達に迎えに来てもらうから連絡するね」

ワンリキーはじっと私の方を見てくる。

f:id:zh666:20210704005756j:image

つらい。私は何をしているのか?

LINEの公式アカウントに偽装のメッセージまで送ったりして必死に演技してた。

この時の私、ピンチすぎてわけがわからなくなってた。

ついてくるな帰れって言える勇気が欲しい。

いや、言った。

「さすがに友達の家まではいいよ。この辺でお別れしよ!」とまで言ったのについてきたんだよ。

ついてきたから「いやいや来なくていいって!」ってキレ気味に言ったし、なのに私が遠慮してると思われて全然離れていかなかった。

 

マジで怖え。こいつやべえよ…私下手したらストーカーされない?

なので穏便に済ますためにこういう撒き方を選びました。

 

「もう友達来るみたい!だからもういいよ!じゃあね!」

「俺、ろくろくの友達に会わなくてもいい?挨拶しようかなって」

「そういうのいいから」

無理すぎる。なんなんだこいつ。

嫌悪感が込み上げてきてたけどやべえ奴だと思って怖くなってきたから最後まで穏やかに見送った。いなくなるのを確認した後裏道を走って帰った。

 

 

男はその後、バドミントンに行った人達と合流した後みんなで飲みに行ったらしい。ちなみにバドミントンは結局体育館借りれなくてボウリングになったみたい。

まだこっちに行ってた方がましだった。

いやでもボウリングも下手くそだし夜遅くまで飲むのも嫌だしやはり最初から参加するべきではなかった。

 

そして最後に身の毛がよだつような恐怖体験がありまして……

飲みに行ったワンリキーから深夜に恐怖のLINEが来たんです。

f:id:zh666:20210704011807j:image

夜中の2時に「大好きだー」がきて、朝見てゾッとして未読無視してたら夕方またきた。

怖くて即ブロックした。

 

 

友達には帰ってからすぐやべえ奴だった話をして二人してやべえ、怖いと震え上がっていた。

しかもみんなと合流した後の飲み会で「ろくろくに告白しちゃった(笑)」みたいなことをみんなの前で言ったらしく、みんなもドン引きしてたらしい。やめてくれ本当に…。

ちなみに友達と友達が狙っていた相手は今度二人でデート行くらしい。頑張ってくれよな!

 

私はもう二度とこういう場には行かないだろう…。

私の何がそうさせてるかはっきりとはわからないが、気の弱さや押しに弱そうでキモ男になめられやすい雰囲気が滲み出ているのかもしれない。

下手したらいつかマジヤバストーカー男に殺されそう(もし私が事件に巻き込まれたらこのブログのこの部分がニュースに出てくるに違いないね)

 

これからはもっと気の強そうな雰囲気になるために自信持って生きていこうかな。

 

いや、それは無理だ……私はもう生まれてからずっと気が弱すぎる性格なので。

だから私も筋肉をつけて筋肉<チカラ>で相手を捩じ伏せ、圧倒できるようになろうかと思います!

筋トレ、頑張るぞー💪

 

 

 

 

………。

 

 

 

 

P.S.

何より一番悲しいのは私が行きたかったライブにそいつが来る可能性を考えて行けなくなってしまったことです。

そもそもチケットが一次の抽選で落ちてたから望み薄かったんだけどね。二次もあったけど申し込まなかった。会ったら怖いしね…