私が昔怪盗だった話

なんと、これが66記事目になります!めざせ、666記事!!!

ほんとは9月にも投稿しようと思っていろいろ書いてたのにどうしても書くことなくて進まなくて、気づいたらもう10月も終わってしまったね。

最近とにかく疲れていて、浅い眠りしかできてないせいだと思うんだけど何のやる気も湧かない。"鬱"ってヤツかな。

私自身にいろんなことがあって、人生の岐路に立ってるような感じがある。もういい歳だしね。

 

なんかふとTwitterでろくろくの由来の話になって思い出したけど、私って昔から中二病みたいなHNをつけがちだったんだよね。ていうか中二病だった。風を操れる能力とガムを噛んだら人格が変わる設定で生活してたし。友達にもそれ伝えてた。恥ずかしいね。

今でこそ「ろくろく」なんていうダサい名前を使ってるけど10年以上前はとあるオンラインゲームで「†闇狼†」って名前だった。

サブのアカウントは「ダークウルフ」ね。これマジ。

とあるアバターチャットでは「フラッシュ」という名前だったんだけどこの由来はベイブレードの「フラッシュレオパルド」からきてる。

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他にもベイブレードいくつか持ってたけどフラッシュレオパルドがお気に入りで学校にまでこっそり持って行ってた。

いつ戦いを挑まれてもいいようにね。

そのチャットでのサブアカウントの名前は「ジパング」だった。これは友達につけてもらった名前で、友達の好きな漫画が由来らしい。

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今だから強く思うけど、かわぐちかいじの「ジパング」を読む女子小学生、何?

もちろんそのネトゲでもチャットでも私はネナベしていて一人称「俺」だった。Twitterの初期も「俺」だったのを一部のフォロワーは覚えているかもしれない。

ネトゲやチャットではなんとなく男性の方がキャラメイクというか、アバターがかっこいい気がしてそうしてたけどTwitterは女だとバレたらなめられたり仲間外れにされるのでは?とか思っていたからだった。

当時の2chなんかもほぼ男しかいなくて女ってだけで叩かれてたりしてるの見てたから怖かったし、変なのに絡まれるのも嫌だから最初は男としてやっていくことに決めた。

多分これ前も書いたわ。

まぁこんなふうに私はなかなかこじらせた中二病で恥ずかしい名前をいくつも使ってきたんだけど一番痛々しいのは「怪盗X.T」だった。

この話も昔Twitterでしたことあると思うんだけど、今でも思い出すと頭を抱えてしまう。

 

小学生の時、怪盗キッドにハマっていた。まじっく快斗を読んでから手品を始めてみたり、シルクハットの代わりに麦わら帽子をかぶって怪盗ごっこを妹とした。小3くらいかな。ちょっとバカなんだと思う。

ついでに言うと服部平次に憧れて、仮面ライダーのお面をつけて剣道ごっこもしていた。まさかそこから中学生になって剣道部に入ることまで決めるとは思わなかったよね…。

当時の私は怪盗キッドになりたかった。予告状を出して物を盗んでみたかった(窃盗犯だが)

でも私はこう見えて(?)内気で真面目な性格なので犯罪なんて絶対やりたくないし、人のものを盗むなんてこと考えられなかったからちょっとしたいたずらをしてみるだけにした。

それは、使われていない空き教室の黒板に「怪盗X.T参上!」と書くことだ。

 

X.Tって何?

私にもわからない。イニシャルという概念すら学びたてみたいな頃だった。実在の人物に迷惑をかけたらいけないからという配慮から誰かの名前ではありえないイニシャルを組み合わせて人の名前っぽくしてみようと思って決めた。

わけわかんないよね。

 

やがて怪盗X.Tは帰りの会の時に取り上げられ、騒がれる存在となった。

みんな正体は誰なのか?とか実際に落書きされている現場を見に行ったり騒ぎ始めた。先生の口から「怪盗X.T」という名前が出た瞬間、血の気が引いた。

怪盗X.T、私だってバレたら恥ずかしいよ…。

そんな感じで怪盗X.Tは時の人となったのだけど、私はすぐに怪盗X.Tをやめた。一時の気の迷いでやったようなもので恥ずかしいし、バカみたいなので…。

なのにいつまでも話題になっていたのは模倣犯まで出てきたからだ。

なんと、私の友達まで怪盗X.Tになり始めた。いや、正確には怪盗X.M。新たな怪盗が出現したのだ…。

実は、割とすぐのうちにこの友達には私が怪盗X.Tであることを打ち明けた。私はとても気が弱いので一人で抱えきれなかった。するとその子は「そうだと思ってた!X.Tの落書きがある教室に詳しかったし!」

バレてた。

その子は今でこそもう連絡先も知らないんだけど近所に住んでいてとても仲良かったから信頼できる人だった。

「私も怪盗やる!」その子も名探偵コナンが好きで、私が漫画を貸したりしてた。

その友達の名はまいこちゃんといって、だから「怪盗X.M」になった。バレるぞ。

私は引退していたのでX.Mの活躍を見守ったり落書きスポットの指導などをしていたんだけど、ある日怪盗らしく予告状を出してみないか?という話になった。

予告状…怪盗らしいワードにドキドキした。本当はやってみたかったけど、一人じゃ勇気が出ないことだった。だから怪盗X.T参上!と黒板に書くことしかできなかったのに…怪盗X.Mという仲間が増えたことで、私はもっと怪盗らしいことができるかもしれない。

怪盗X.Tは予告状を出すことに決めた。

「明日、◯年◯組(上級生かつちょうど修学旅行でいないクラス)の教室からノートを盗みます。怪盗X.T」

ここは私の名前で出すことにした。先輩として。

昼休み、ノートの切れ端に書いた予告状を職員室のポストに入れる。

今思えば筆跡でバレバレだったかもしれない。ドキドキしながら教室に戻った。

 

翌朝、全校集会が開かれた。時々急に集会が開かれることはあったけど、タイミングが良すぎて冷や汗をかいた。まさか……。

そう、全校生徒の前で私の予告状が読み上げられたのだ。

「怪盗X.T」の名がマイクで体育館に響いた。

もう終わりだと思った。自首しようかと思った。背の順で並んでいて、私の後ろにいた怪盗X.Mは「まぁバレないでしょ」みたいな顔してた。

先生は「人のものを盗むということは犯罪です」みたいなこと言ってた。別に盗んではないけど、予告状には盗みますって書いちゃったし、私は犯罪者だ…と震え上がった。

「しかも人が修学旅行に行っていない隙を狙うとは卑怯なやり方…」みたいなこと言ってた。今考えると、そういう問題ではないよな。

この日を機に、怪盗X.Tは本当に引退した。怪盗X.Mはその後もしばらく続けていて、盗みとかはしないけど黒板への落書きだけ続けていた。後になって噂で知ったけどX.Mは万引きしたことあるらしい。ガチの犯罪者じゃん…。

でも小学生の頃、カースト上位の女子とかで万引きが流行ってたりしなかった?そんなのクソ田舎だけかな?私は怪盗を名乗っているくせに万引きをしてる奴らのこと心底軽蔑していた。あいつら、遊び感覚で平気で盗んでいてなんか怖かったな…。

ちょっとしたいたずらのつもりだったけど、あの予告状は完全に犯罪予告だった。私は逮捕されるかもしれないという恐怖でしばらく怯えていた。心が弱すぎる。最初からやるな。

落書きと予告状以外の実害は出なかったこともあり、自然と怪盗X.Tは話題に上がることもなくなっていった。でも私はあれからもう20年近く経ってもなお思い出しては恥ずかしくなる。先生は私だって気づいていたのかな。筆跡から気づいていたかもしれない。特に根拠はないけど、なんとなく先生にはバレてるような感覚があったんだよね。視線というか…。だったらめちゃくちゃ恥ずかしいね…。

 

余談だが、この手の経験は中学生の時にもあっていわゆる学校の裏サイトみたいなものを作ってしまったことで集会が開かれたことがある。管理人は今すぐ閉鎖するようにという内容の集会で、かなり問題になってプリントまで配布されて怖くなって速攻閉鎖した。

単に友達と遊び半分で掲示板作っただけだったのにめっちゃ人が集まって盛り上がっちゃったんだよ…肝が冷えたね。

問題児と呼ばれるような生徒はだいたい目に見えたところで何かやらかして先生に怒られてるイメージだけど、私の場合やり方が陰湿で根暗で卑怯で裏でこっそり問題を起こす影の問題児だったかもしれん。

やることはしょうもないし頭おかしいけど、誰も傷つけてないから許してほしい。

こんな感じで私は小学生の頃からちょっとおかしかった。今は基本的にはTwitter上でしかおかしくないつもりだから、普段はまともに生活してる普通の人だと思ってほしい。

普段まともぶってるからこそ、Twitterイカれた発言するのが楽しいみたいなところあるよね。Twitterプロとかいうの出てきたので私もそれ目指します。

ちなみにTwitterプロの基準、なんなんだろ?メインのろくろくアカウントが一番使ってるはずなのに別アカウントがTwitterプロの表示出てたよ。

まぁ私はもう10年以上前からプロツイッタラーなので今更騒ぎませんが…。